前置き
どうも、けいです。
前回の投稿では、FDM方式と光造形方式の3Dプリンターがある中でFDM方式にすることを決めたという所まで書きました。
今回の記事では、FDM方式の3Dプリンターの中からMagicianXを選ぶまでに調べたことを紹介します!
選択基準
FDM方式という点までは決めたものの、それ以外の選択基準がないため、改めて何を優先するかを考えました。
僕は初心者でも簡単に使えて、できるだけ静かで、フィラメントの選択肢が多く、安めのものとしました。
この中でも価格という面で最初に絞り大体3~6万円位でいくつかのモデルをピックアップしました。
3Dプリンターの比較
候補の選択
先ほどの基準に沿って、以下の3Dプリンターを候補としました。
この候補を選ぶ時にはSK本舗さんで販売されているブランドから選びました。
Amazonや楽天でも販売しているものはありますが、国内で3Dプリンターを専門に扱っている販売サイトの方がハズレが少ないのではないかと考えました。初めての3Dプリンター選びのため、玄人向けを避け初心者向けを探すため、このような選び方をしました。
ピックアップしたモデルは以下になります。
-
Mingda
-
Magician X
-
Creality
-
Ender-3 S1 Pro
-
Anycubic
-
Kobra
-
Kobra NEO
-
Vyper
※ 定価では6万円を超えるモデルもありますが、購入を検討していた時はブラックフライデーで安くなっていました
各モデルの比較表
モデル名
|
Magician X
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Ender-3 S1 Pro
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Kobra
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Kobra NEO
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Vyper
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メーカー
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Mingda
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Creality
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Anycubic
|
Anycubic
|
Anycubic
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本体サイズ
(奥行 × 横幅 × 高さ mm)
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460 × 415 × 546
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490 × 455 × 625
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486 × 430 × 486
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443 × 445 × 490
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508 × 457 × 516
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造形サイズ
(奥行 × 横幅 × 高さ mm)
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230 × 230 × 260
|
220 × 220 × 270
|
220 × 220 × 250
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220 × 220 × 250
|
245 × 245 × 260
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エクストルーダー
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ダイレクト
|
ダイレクト
|
ダイレクト
|
ダイレクト
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ボーデン
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印刷速度 (mm/秒)
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推奨: 60 ~ 80
最大: 200
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推奨: 60 ~ 100
最大: 150
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推奨: 50 ~ 80
最大: 180
|
推奨: 60
最大: 100
|
推奨: 80
最大: 180
|
印刷素材
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PLA/ABS/PETG/TPU
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PLA/TPU/PETG/PA/Wood
|
PLA/ABS/PETG/TPU
|
PLA/ABS/PETG/TPU
|
PLA/TPU/ABS/PETG/Wood
|
最大ノズル温度 (℃)
|
260
|
300
|
260
|
260
|
260
|
最大ヒートベッド温度 (℃)
|
110
|
110
|
110
|
110
|
110
|
ディスプレイ
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3.5インチ タッチパネル
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4.3インチ タッチパネル
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4.3インチ タッチパネル
|
2.4インチ ノブ付きパネル
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4.3インチ タッチパネル
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Z軸
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ダブル
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ダブル
|
シングル
|
シングル
|
ダブル
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組み立て
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半組み立て済
所要時間5分程度
|
半組み立て済
所要時間15分程度
|
半組み立て済
所要時間10分程度
|
半組み立て済み
所要時間10分程度
|
半組み立て済
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ビルドプレート
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ガラス
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PEIマグネットプラットフォーム
|
PEIマグネットプラットフォーム
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両面PEIマグネットプラットフォーム
|
PEIマグネットプラットフォーム
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オートレベリング
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16点自動レベリング
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CR-Touch搭載
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25点自動レベリング
|
25点自動レベリング
|
16点自動レベリング
|
フィラメントセンサ
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○
|
○
|
オプション(別売り)
|
オプション(別売り)
|
○
|
印刷再開機能
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○
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本体重量 (kg)
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7
|
8.6
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7
|
7.4
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10
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層圧 (mm)
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-
|
0.05 ~ 0.4
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0.05 ~ 0.3
|
0.05 ~ 0.3
|
0.05 ~ 0.3
|
その他
|
|
LEDライト搭載
|
|
|
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本体イメージ
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![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
スライスソフト
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Cura
|
Cura
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Cura
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Cura
|
Cura
|
参考
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モデルの選択
選択基準で書いたように「簡単」に使えるという点を考えると、この時点で「Magician X」が第一候補となりました。というのもMagician Xのオートレベリングは、独自開発のワンタッチオートレベリングを搭載しており、メニューからボタンを押すだけでレベリングができるという簡単さが魅力だったからです。基本的に最初は紙などをノズルとビルドプラットフォームの間に挟み調整したうえで残りを自動でレベリングするという仕組みですが、Magician Xはそれすら必要ないという機能です。
また、Z軸の項目については、シングルよりダブルの方が上下方向に動いた時の安定性が増すという意見がありましたので、できるかぎりダブルのものを選ぶようにしました。この点についてもMagician Xはダブルだったので安心しました。Ender-3 S1 Proも同様にダブルで印刷できるフィラメントの種類も多く良かったのですが、金額がMagician Xの方が安いというメリットがありました。さらにMagician Xは静音性が優れているという声もあったので、それも後押しとなりました。
Magician Xの公式では対応フィラメントにWoodが入っていませんが、販売されていたWoodフィラメントのノズル温度が260℃程度だったので使えるのではないかとも思いました。(あまり良いことではありませんが(^^;
まあ試してみ使えたら自己責任の範囲で使えばよく、使えなかったらしょうがない位に考えています。
総合的にMagician Xがコスパが良く、フィラメントもWoodが使えるかはわかりませんが十分ではあるので、これに決めました。
良い点ばかり書いているので、デメリットだと感じた点も挙げておきます。
「Magician X」と「Ender-3 S1 Pro」を比較してですが、どうやらMagician Xの方がマイナーなようでした。そのため、パーツの入手性の悪さと何か困ったときに情報が得にくいということがありそうだと感じました。
パーツの入手性に関してはSK本舗さんが最近になってMagician X用のパーツをいくつか販売していましたので、少し改善してきています。
情報が得にくいという点は、試行錯誤しながら色々やってみるのを楽しもうとポジティブに考えるようにして妥協しました。
最後に
前回の記事ではFDM方式を選んだ理由を、今回の記事ではいくつかの候補から「Magician X」を選んだ理由を書きました。
実際にはもっと細かい部分とかも見て検討していたのですが、思い出しながら書いたので、いくつかのわかりやすい項目のみを挙げました。
最初にMagician Xが良いなと思ってしまったせいか、書いていてMagician Xを肯定するような意見を中心に情報収集をして購入してしまっていたかもと思いました。
とはいえ、いくつかの点において比較してコスパが良いと考え選択したので後悔とかはありません。
ちょうどこの記事を書いている途中に本体が届いたので、今後はMagicianXを実際に触ってみての感想とかも書いていこうと思います!
また、YouTubeに動画も挙げていこうと思っているので、そちらも是非よろしくお願いします。(まだ動画作れていませんが。。)
それではまた($・・)/~~~